キチっているよね

パソコンで書いたキチった話です

太古のシート

いやいや、一つ一つの例題ごとに解き方の暗記が待ち構えているなんて、それこそクソたる証だ!異論は認めん。

あークソクソ、ゴミ。これいつまで続くの?終わらない無限の地獄だぁ~

ああもう、うっせぇ!!ふざけんな!薄いんだよ内容が!!こんなん聞いてられんわい。糞の役にも立たない。私はギョウ虫検査の仕事がある。じゃあな。

ギョウ虫検査か。あれははるか昔にさかのぼる、遠い異国の話だ。その国はアーベウベベと呼ばれていた。いや、ウポーンだったかな。でも確か昨日まではファウィフュだったはずだが…。おお失敬、あの国には72通りの名前があるからな。まあ、ここは俺が初めて知った名であるシュドゥリシュシャと呼ぼう。この国に住むンガという男は、ある朝考えていた。

「ギョウ虫検査がしたい。」

当時、ギョウ虫がケツにいるかどうかはすべて神が判断していた。神殿前広場に行き、神の言葉を伝える司祭が言うのだ。

「お前のケツにはいる。お前のケツにはいない。」

しかし、いないと言われた人がアナルのかゆみを訴えたり、その怒りで町で犯罪を犯す者も出てきた。神は意外と当てにならんな。え?神の言葉じゃなくて司祭がその場で考えた言葉だって?フッ、何をバカな。それでだ、ンガはもっと正確にギョウ虫がいるか知りたかった。検査したかった。

だが次の瞬間、ンガは朝食を眺めていたらケツにシートを貼って確かめるという方法を思いつく。これはいい。画期的じゃないか!!!

こうしてンガの発明により、シュドゥリシュシャはギョウ虫検査を大々的に行い、人々は狂喜乱舞した。外からも多くの人が検査をしたいと訪れた。外から来た人には検査にお金を払わせた。検査会場の周りの市場や宿も人で溢れるほどだった。こうしてシュドゥリシュシャは経済的に発展し、大いに栄えた。いつしかギョウ虫検査という意味の言葉のプッペペと呼ばれるようになった。しかし、そうしたプッペペの繁栄を諸外国が黙って見ているはずがなかった。そのギョウ虫検査技術を狙って戦争が勃発した。いくつもの国が斃れ疲弊していく。プッペペもやがて滅亡してしまった。ギョウ虫検査により栄えギョウ虫検査により滅亡した。プッペペの技術は長きにわたる戦乱により消失し、現在には伝わっていない。今では預言者が言うのだ。

「お前のケツにはいる。お前のケツにはいない。」

俺は失われた技術が欲しくて、せめてこの目で見たくて各地を探索した。多くの遺跡や資料館にも寄った。だが技術の核心に迫るような手掛かりはついに見つからなかった。俺は非常に残念に思い、いつかは見られますようにと神社にお参りすることにした。おいおい神になんてすがるのかよと思うかもしれないが、俺はギョウ虫検査の全貌を見たくて見たくて頭が狂いそうなんだ。気休めでもしないとおかしくなっちまう。あの技術は今どこに行ったんだらう。今や忘れ去られたその伝説のシートは結界を越え、森のそばの道具屋にでも置いてあるのか。俺は見たい、そしてやってみたい。近くの山の頂にある古い神社を訪ねることにした。そこは88FlaKで撃たれ今は瓦礫の山だ。まさか高射砲で山頂をやられるとはな。鳥居も賽銭箱も紐が下がった鈴もない神社に向かい、二度手を鳴らした。その音は、周りが静かすぎたのか一層空しく感じた。