キチっているよね

パソコンで書いたキチった話です

困難を乗り越えろ!

困難とは、自らを照らす希望の光だ。たとえどんなに苦しくても、立ち向かう価値はある。全力で立ち向かえば、向こうも全力で答えてくれるのだ。

「嘘つけ!困難は悪魔だ!私は困難のせいでおかしくなっちまった!!困難は敵だ、一生恨み憎むべき輩だ!!」

あのおいぼれじいさんはまだ困難の真実を知らない。あともう少しで死ぬのに、残念だ。スモレンスクである人は言っていた。困難は敵ではない。闇でもない。(中略)みんなの嫌われ者である困難と、君は上手に距離をとって付き合っていかなければならない。彼を救うことは、彼を受け入れることは、君にとって(後略)。

ともかく、君はこの現実を受け入れられるだろうか。否、できない?できちゃう?

「やかましいわ!お前に困難のなにが分かる?!俺はあいつとずっと友達だったんだ。お前は困難のことをなんにも分かっちゃいない。俺が奴との長い付き合いのすべてを話してやる!!」

 

(前略)

(中略)

(後略)

 

困難は素晴らしい奴だったよ。確かに、僕のことが嫌いなのかと疑う瞬間もあった。でも結果的には、彼との出会いや付き合いは無駄ではなかった。僕は彼のおかげで生きている。ありがとう。

「あぁん!?だったら僕がお前を殺してやるよ!困難のおかげで生きてるんだろ?困難陣営のやつなんか死ねよ!!うりゃああああ~~~(高い叫び声)」

困難はいい奴だったよ。僕が今幸せなのは、あの時の願いを叶えられたのは、全て困難のおかげだ。せっかく僕は彼とここまで来たのに。長い道のりを振り返りながら、他愛もない話をして進み続けてきたのに。困難あっての僕だったのに。

 

「君かね。密告者がいたのだ。悪いが困難は(中略)しろって命令でね。」

 

彼は白兎鎮で捕まった。レニングラードに連行するって説明されたが、嘘だった。

「僕が困難と過ごしてきた中で思い出の地がある。漠河県だ。あそこで僕と困難は人生で一番の試練に激突した。困難は、自分を置いて逃げるよう僕に言った。でも僕は、自分だけ生きていることはできないと伝えた。生も死も一緒に。見捨てはしなかった。死んでもいいから助けようとした。僕も彼もまさか助かるだなんて思っていなかったさ。全力を出すことってのは、それほど未知なるものなんだ。僕が死を賭して彼に手を差し伸べた時、彼は全力で答えてくれた。それが一番の答えだったんだ。その時、僕の命は僕だけのものではなかった。彼の命も彼だけのものではなかった。」

 

ケサンに降り立った僕は、あたりの空気を最大限吸った。ここも昔と随分変わったなあ。すると、一人の男が近づいてきた。

「どうも、私はすったもんだギャラクシーから来たPPハゲルマンヌンポだ。ヌンポとでも呼んでくれ。」

ヌンポ、その名はどこかで聞いたことがあった。確か困難とカレーに行き、道端で雑談をしていた時、通行人が会話でその名を口にしたのを耳にした。そう、ヌンポが来たってことは、僕が60年前に東京で「おぴんぴんプロジェクト」に参加していたことがばれたのだ。

「やあ。立ち話もなんだ、石家荘まで来てもうおうか。」

男は銃を突き付け、僕をヘリに乗せた。僕は何の武器も持っていなかったのである。おぴんぴんプロジェクトに参加していた僕は、困難陣営最大の攻勢である、ん号作戦を計画していた。困難の「ん」だ。しかしその時部内に敵のスパイがいたらしく

「作戦の概要は漏れ、攻勢は失敗した。それが大館の陥落を早めた。君は山林を伝って、奥地の集落の小栗山に逃れた。松木平支隊はじきに全滅し、君は役所に駆け込んだはずだ。だがそこにはもうほとんど人は残っておらず、アダルト動画投稿容疑で辞任した市議がいるだけだった。」

真っ白な部屋で、僕と男は対峙していた。思えば石家荘には初めて来た。

「だがそれが問題だった。君からすれば天佑だったろうね。君は知利別、水元と逃れ、遂に姿をくらました。」

そう。僕も困難と同じ運命を辿るはずだった。だが違った!困難陣営の興廃をかけ、僕らは第二のん号作戦を練った。目標は、東京だった。

7年後困難解放軍が東京に入城したのは、皆さん知っての通り。でも、その裏には知られざるエピソードの数々があったのです。正史の裏に隠れた、もう一つの歴史を今宵は皆さんにお教えしましょう。おっほっほっほっほ。

 

(全略)