キチっているよね

パソコンで書いたキチった話です

梅田と〇〇〇ハン

ある夏の暑い日、八島が草むしりのバイトに出かけた。草むしりか、草むしりと言えば、私は以前ロパトカ岬で草むしりのバイトをしたことがある。草むしりって草を根っこから抜かなきゃいけないんだが、これがどうも難しくて根っこ近くの茎とかでぶちっと切れることがあってムキーー!!っとなる。実に大変だ。そんなことを考えていたら、ピンポーンとインターホンが鳴った。出てみるとまるでコスプレのように典型的な格好をした眼鏡のスーツマンが立っていた。営業中なのかうっすい鞄も持っている。

「どうも、ウンポーコ委員会の梅田と申します。本日はウンポーコ愛好会への加入の勧誘にきました。」

「なにっ、ウンポーコ愛好会だと?バカな、委員会では勧誘は行っていないとホームページに書いてあったぞ。」私は怒鳴った。

「ええっ!?あ、じゃあせめて加入だけでも。」

「なにを言っている。私は既に愛好会には入っているぞ。」

それにしても今日は暑いな。玄関を開けるとむっと熱気が室内に入ってくる。そういえば以前〇〇〇ハンでも草むしりのバイトをしていた。(場所は伏す)あの日もちょうどこんな暑い日だった。

 その日私は〇〇〇ハンに向けて鉄道に乗っていた。私は頬杖をついて窓の外を眺めていた。バーッと広大な荒原が広がっている。〇〇〇ハンに行くには、このまま鉄道に乗ってフルンボイルまで行き、そこから手配のバスで新バルグ左旗まで行く。私がボケーっとしていると、突如じじいが走って来た。じじいはしばらく付いてきた。私は時々窓からペットボトルの水を与えた。じじいは並走しながらなんかの言語をしゃべり笑っていた。そんな私たちを周りの乗客たちは白目向いて見ていた。私だって実に不思議な気分だった。今まで色々見てきた私だったが、こんな不思議な光景は初めて見たのだ。昔田んぼの中にいた白いくねくねしたものや、それを見て発狂した友人、昨日まで友人の家だったところに突然間欠泉ができてなんか出てきたので居ても立っても居られなくなって地主さんと一緒に乗り込んだら地獄を見たこと、部屋に出現した霊と格闘の末局部を擦りあっていたのを友人に見られ、友人だけ祟られたこと、そんな数々の体験よりも不思議だった。あのじじいは凄かった。

 そうこうしているうちにノモン、じゃなくて〇〇〇ハンに着いた。〇〇〇ハンは昔とある事件の舞台となったことがある。それはいわゆる隣人トラブルのようなもので、隣との境界線を巡って揉めたらしい。合計で約45000人の死傷者を出した。ここはステップだから草が多い。だから炎天下の草むしりはとても大変だった。途中休憩していると、現地の観光ガイドさんが付近を案内してくれた。現地語で何を言っているか分からなかったが、ここら辺は観光用のニセモノの残骸が多いことはわかった。例えばあそこのチハの残骸、あれはニセモノだ。向こうの速射砲の残骸もニセモノだ。そのまた向こうにある監視哨、あれは登らない方がいい。そして私の隣にある九七艦攻の残骸(天山の説明板がついているが)はもちろんニセモノだ。いやいや、どんだけニセモノ多いんだよ。私はついでに博物館にも寄った。バイトのついでに良い観光ができた。

 っと、私が回想から覚めると、梅田は気を抜いて立っていた。